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人間は多かれ少なかれ溜めるクセを持っている。 企業経営も不健全な時は流れが滞っている時である。 流れている時が健全な時である。
日常業務において常に流れを確認し、滞っていれば直ちに流れをさえぎっている元凶を排除することが重要である。
会社の中の資金の流れ、物流、情報の流れ、社員の気持ちの流れ等が滞ると途端にトラブルが発生する。
人の体内も血液が心臓を中心としてめぐり動いている。
コレステロールが溜まり血液の流れが滞ると障害を起こす。
企業におけるコレステロールと云えばムダである。
ちなみにムダかどうかの判断基準は お客様に付加価値を与えられるかどうかである。
ムダにも有形・無形とあるが、 有形で少なくとも一年以上放置されているものは ムダなものと考えるべきである。
当然、ムダなものが流れを邪魔していることは云うまでもない。
我が事務所では一年に一度、 休日を返上して全員が事務所内のムダなものを 徹底的に捨てることにしている。
また、マネジメントの専門家ピータードラッカーは 「マネジメントの能力の有無は仕事を中断することなく効率的に働けるようにすることができるか否かによって判定される」と述べている。
経営者に求められる手腕は滞ったものを取り除き、 フローさせてあげることでもある。
会長
河村 貴雄