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言葉を日頃何気なく使っているが、使い方によっては宝石のように輝いたり、使い道を誤れば、相手を不幸の淵まで追いやってしまうこともある。
まさに生殺与奪の威力がある。
いつもプラスで積極的で、明るい言葉や、誉め言葉を使っていると、その人のもとには明るい友達やお客様が寄ってくるし、環境も打ち開けてくる。
逆にマイナスで消極的で暗い言葉や責め言葉を発していると不思議と、様々なことが暗く八方ふさがりの状況になってゆく。
ある研究所の教授が実験を試みた。左の部屋に西洋桜草を10鉢並べ、右の部屋にも同じように10鉢を準備した。
そして光や水分、養分や温度等のすべての条件を全く同じにした。
しかし、たった1つだけ違ったことを試みた。
左の部屋の西洋桜草には毎日、一定時間、やさしい気持ちで美しい言葉をかけてゆく。
逆に右の部屋の鉢には憎しみを込め、ありとあらゆる罵詈雑言(マイナス言葉)を吐いてゆく。
数ヶ月後、どうなったか。
プラスの言葉を吐き続けた左の部屋の鉢はものの見事に花を咲かせたが、右のマイナス言葉をかけた鉢の花のつきは非常に悪かった。
人間はカーッと怒った状態で吐く息を抽出して科学的に調べてみると、体内のノルアドレナリンが増加しており、毒ガスにも近い成分になっているそうである。
苦しい状況であればある程、とてもプラスの言葉を使う気にもなれないくらい辛い局面であればある程、にっこり笑ってプラスの言葉を発してゆく時、遅々として進まなかった事態が少しづつ好転し始める。
まさに言葉は生命の発動であり、たましいの息吹きである。
会長
河村 貴雄