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企業はトップ次第、企業はトップの器以上にはならないなど昔からよく云われていることである。
逆に云えばトップの心がまえ、心の習慣、行動が変われば企業も組織も大きく変化してゆくことになる。
そこではトップが自らを改革してゆくことが重要になってくる。
トップ自らの快活で明るい挨拶、きびきびとした所作、社員に対する長所伸長法の実践などの取り組みである。
特に社員一人一人の長所を頭に思い描く習慣を身につけることは大切なことである。
しかし、部下に対してはついつい欠点を正そうとしてマイナス分析してしまうことが多い。
それより部下の長所を認め心から誉めてやる。
すると得手なことであるがゆえに部下も本来持てる能力の2倍、3倍のものをいとも簡単に出してくる。
そしてそれぞれが得意な能力を発揮し合う。
このレベルまで進めばもう相当なものである。
社員それぞれがこの思いに達すれば組織力も一段とアップしてゆく。
人間は誰しも、もっと認められたい、誉めてもらいたいと思っているものである。
長所が顕在化してゆけばゆく程、短所はだんだんと目だたなくなる。
また、見る側の心に曇りがあれば長所は見えにくくなり、晴れていれば長所も無限の広がりをみせるものだ。
縁があって与えられた社員は会社にとって、かけがえのない存在である。
愛すべき社員の長所と短所を合わせ飲む度量がトップには常に求められている。
河村 貴雄