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経営にみる振り子の原理

振り出したものは必ず戻ってくる。

 

振り出しの力は「与える力」であり、「奉仕する力」であり、「支払う力」である。

 

与える力が大きい人は与えられる力も大きい。

 

常にめぐり動いているということが大切である。

 

自然界も雨が降り、川の水が海に注ぎ、水蒸気となって雲をつくり、また雨を降らす。

 

人の体内も血液が心臓を中心としてめぐり動いている。

 

コレステロールがたまり、血液の流れが滞ると途端に障害を起こす。

 

実は経営も同じである。

 

商品が売れない時、右の壁から左の壁までたった1メートルでもよい。

 

動かすとその瞬間、売れてゆくということがある。

 

お客様は同じ商品を以前から見ているが、物を動かすことによって、そこに新しい風が吹く。

 

同じ物でも新鮮に見えてくる。

 

そういった意味では在庫もできるだけ持たないことである。

 

特にデッドストックは尚さらである。

 

また、金銭は静物の中で最も敏感な生き物である。

 

使う人の心が金銭に、しっかりと反映する。

 

金銭に恵まれる秘訣は、扱う時はできるだけ大切に扱い、使うときは思いきってこれを生かして使うことである。

 

さらに云えば、支払う時も喜んで支払うとまた金銭は仲間を連れて戻ってくるものである。

 

お金は動かす時に初めてその真価を発揮する。

 

ゆえに「通貨」というし「お足」、「金は天下の回りもの」というのである。

 

ただ振り子の原理の妙味は振り出しの時間と振り戻しの時間と、そこに時間差があるということである。

 

ただ気持ち(本音)としては、振り戻しを期待せず振り出しっぱなしでよいと思うくらいがちょうどよいようだ。

 

相手を喜ばせると自分もいつか喜びを与えられる。

 

これが振り子の原理である。

 

代表

河村 貴雄