P/Lは一年経過するとゼロにリセットされ,数字を翌期に繰り越しません。
一方,B/Sは創業した時から現在までの繰越表であり残高表です。
B/Sは人間で云えば体質を表します。
例えばB/Sに固定資産が多額に計上され,
その反対側に借入金が同じ程度あり,
月々の金融機関への返済が困難であれば,
固定資産の一部を売却して,借入金をある程度返済すべきです。
これを「減量経営」というように
まさにB/Sを体質化した表現です。
数字(係数情報)を読める人は
たとえその企業の経営者と面識がなくとも
過去3~5期のP/LとB/Sを分析すると経営者の考え方や
経営に対する姿勢(会社の将来,従業員に対する考え方等)を
かなり適確につかむこともできます。
数字を読める読めないは別にして,
それだけ数字は現状を正確に表現します。
係数情報を読むことにより
現場での問題点が顕在化します。
直ちに現場でその改善をはかると,
翌月の係数情報に改善の成果が
しっかりと反映されます。
本当の意味で,数字が読めるとは
係数情報と現場(人・物・金・情報等の実体経済)を
自由自在に行き来することです。
5年後,10年後の目標貸借対照表を作成することにより,
この1年,1ヶ月,1週間,今日の打つべき手が自ずとわかってきます。
まさに数字は生きていると云われるゆえんです。 |