8年前,自分の事務所を建て替えるにあたり,土地を捜していた時,
ある銀行の担当者が
「私が土地を捜しましょう」
といってくれた。
一週間後,2,3の物件を持ってきてくれたがどれも気に入らなかった。
次にその銀行マンは
「土地は,どの通りに面していればいいんですか?」
と聴いてきた。
そうだ,自分は今まで何年間も土地を捜していたが,
いつも漠然として具体性に欠けていたし,
何よりも土地を取得したいという,強烈な思いが足りなかったと反省し,
「では,この通りで,期限はいつまでに」
とお願いしたところ,
何と僅か4~5日後に,ここしかないと思える,気に入った土地を捜して来てくれた。
後で聞いてみると,その銀行マンは仕事が休みの日に私服で不動産屋へ行き,
一所懸命捜してくれた。地主は未亡人の方で
「先祖からの大切な土地,むやみに誰にでも売らないでほしい」
と店頭には出していない物件であった。
買主がどんな人かを確認した上で売りたいということだったそうである。
話しはすぐにまとまり,ようやく念願の土地が手に入った。
現在の河村会計事務所の土地である。
もし,その銀行マンに出会っていなかったら,土地は手に入らなかったにちがいない。
人はいろいろな人と出会ってゆく。
その時,真の心と心のふれあいがあって,本当に出会ったといえる。
人と人と,人と物質と様々な出会いがあり,縁がある。
今後とも出会いを大切にしてゆきたいものである。 |